一般的な掴みとは、プレゼン冒頭の入り方を意味しますが、果たしてこれは全てのシーンに当てはまるのでしょうか。
「掴み」はもともとお笑い用語で、漫才やコントでお笑い芸人が観客を惹きつけるために最初に放つギャグのことを指します。
観客の緊張をほぐし、ネタを盛り上げるためにも、最初の掴みで笑わせて勢いをつけることはとても重要です。
しかしながら、数分の漫才であれば、とりわけ冒頭で掴むことが求められますが、
我々が主戦場とするビジネス現場は長期戦であり、冒頭を掴んだだけでは全く足りません。
例えば、以下のシーンを想像してください。
間違いなく、フルコースですよね?笑
このことは胃袋も心も全く同様です。
プレゼンでは、「事前準備」から、プレゼン「本番」、そして「事後対応」までを通じて、複数回にわたり連続して掴み続けることが大切であり、最速で成果を上げるためには「7つの掴み」が必要です。
プレゼンターには、超えなければならない「3つの壁」が存在します。
まず、最初にぶつかるのが、「わからない」の壁です。
わかりやすいことは大前提です。話はシンプルにしましょう。
次に、直面するのが、「つまらない」の壁です。
退屈を感じると聞き手はすぐさま離脱します。話はおもしろくしましょう。
そして、最後に立ちはだかるのが、「うごかない」の壁です。
理解されたとしても、満足されたとしても、行動に繋がらなければ意味がありません。
これら3つの壁を越えるためには、聞き手の心を掴み続けることが必要不可欠です。
掴みとは、プレゼン冒頭の「単発攻撃」ではなく、プロフェッショナル必勝の「連続攻撃」です。

