オーディションで合格するための自己紹介テンプレート

自己紹介を準備しておくべき理由

自己紹介を行う頻度

さて、私たちは人生を通して、何回くらい、自己紹介を行うのでしょうか?

諸説ありますが、その回数は、なんと「5〜8万回」にのぼるとのデータがあります。実に万単位です。人生は自己紹介の連続であり、人生で最も行う頻度の多いプレゼンテーションです。そのため、自己紹介の良し悪しで人生が変わると言っても何ら過言ではありません。しかしながら、それだけ毎日のように行なっているにもかかわらず、どんな内容を話せば良いか分からないというお悩みを非常にたくさん頂戴します。そこで、今回は自己紹介のポイントについてご紹介いたします。

 

自己紹介の目的

まず、自己紹介の「目的」を整理しましょう。自己紹介は何のために行うのでしょうか? どんな状態になれば、自己紹介は成功と言えるのでしょうか?

答えは、ズバリ「もう一度会いたい」と相手に思ってもらうことです。ビジネスシーンでは、初対面の挨拶から企業の採用面接に至るまで、相手に好感を抱いてもらえるかどうかで、その後の付き合い方は大きく変わります。プライベートでは、合コンや婚活パーティで初めに交わしたやりとりの印象次第で、次回のデートに繋げられるか否かが決まります。相手に「もう一度会いたい」と思わせることができなければ、二度目はありません。まさに自己紹介にかかっているのです。

 

「何を話すか」より「誰が話すか」

歴史上で最も有名な哲学者の一人であるアリストテレスは、次のように語っています。

人間は、愛している時と憎んでいる時、また怒っている時と安静の時では、それぞれ同じ一つのものが同じには見えず、全く別のものに見えるか、またはかなり違うものに見える。

好意を持った人からされるプレゼンは好意的に捉えられます。しかし、悪意を持った人からされるプレゼンは、何か裏があるような、あるいは自分を罠にはめる意図があるのではないか、など邪推してしまい、同じプレゼンであっても同じには見えず、プレゼンの意図自体も異なったものと理解されるでしょう。誰がプレゼンするかによって得られる結果は異なるのです。「何を話すか」だけでなく「誰が話すか」についても、しっかりと意識しましょう。

これほどまでに重要な自己紹介でありながら、99%以上の人が行き当たりばったりで行なっています。武器を持たずして裸で戦場に向かっているようなものです。それでは落ち着いて気の利いたことなど言えるはずもありません。自己紹介を決して侮ってはいけません。綿密に考え抜かれたものであれば、自己紹介を行っただけで仕事が取れることもあります。最も大切なのは、事前に「準備」しておくことです。以下に、実際にTVショッピングのオーディションに合格するために使われている自己紹介のテンプレートをご紹介します。あらゆる場面に応用可能ですので、ぜひともご参考にしていただき、オリジナルの鉄板ネタを作成してください。

 

自己紹介のテンプレート

名前

自己紹介で話す内容の順番は、自分が言いたいことでなく、相手が聞きたいことを優先するのが鉄則です。まずは「名前」から始めましょう。初めに名前を言わないと気になって他のことが頭に入りません。そして、ポイントはハッキリと言うことです。自分自身は生まれてから何度も耳にしている言葉なのでつい雑に言いがちですが、相手は初めて聞く言葉です。ゆっくりと丁寧に伝えましょう。また、名前は最も覚えてほしい部分であるため、名前や容姿をいじったり、語呂合わせを作るなど、工夫をすると良いでしょう。

例:V6の森田剛君と嵐の櫻井翔君を足して2で割ったジャニーズ系の森田翔と申します。

 

出身地

次は「出身地」です。出身地を伝えることの狙いは、相手との「共通点」を作り出すことです。共通点が見つかると親近感が湧き、急速に関係性が深まります。出身地に関する話題は、生まれ育った故郷であったり、以前に住んだことがある場所であったり、旅行でよく訪れる住みたい街であったりなど、誰しもが何かとゆかりのある場合が多いです。加えて、全国的に有名なネタを入れると良いでしょう。初対面の人と対峙した際は、ぜひとも積極的に共通点を探してください。

例:浦和レッズでお馴染みのさいたま市浦和区に住んでいます。小、中、高、大学を通じてサッカー部で、生粋のレッズファンです。

 

職業

続いて「職業」です。職業はその人の「価値観」が表れやすく、共通点でなくても興味が湧きます。たとえ価値観は違っていても会話の糸口になり、話が盛り上がります。また、このとき体験事例があると良いでしょう。特に、自虐ネタはウケます。自己開示を兼ねてちょっぴり恥ずかしい失敗談を披露すると、笑顔が生まれてお互いの緊張感がやわらぎます。

例:個人事業主として、プレゼンの個別指導や法人研修を行なっています。特に、あがり症に悩む人の気持ちはとてもよく分かります。大人数を対象にセミナーを開催したとき、緊張で手が震えてレーザーポインターが使えませんでした(汗)。

 

最近あった良いこと

優れたプレゼンターになるには、まずは相手に好意を持たれることが必要となります。相手に好意を持たれれば、相手は喜んで情報を受け取り、行動してくれます。上司は一生懸命に考えて意見を表明してくれます。部下は自ら進んで考えて成長してくれるでしょう。好意を持ってもらうには、些細なことで構いませんので、「ポジティブな話題」を取り上げましょう。

例:業務のオンライン化でガジェット好きに拍車がかかり、デスク周辺環境が飛行機のコックピットのようになっています。先日ついに特大モニターが届き、テンションが上がってます。

 

理想の未来の自分

最後は「なりたい自分」です。信念を持って生きている人の周りには自然と人が集まります。目標に向かって努力している姿はとても魅力的であり、勇気をもらえるからです。堂々と笑顔で自分の夢を語りましょう。

例:ビジネスもプライベートも、人生はプレゼンの連続です。プレゼンが変われば、人生が変わります。皆様の人生が好転するきっかけになれたら、これ以上の幸せはありません。プレゼンにお悩みがありましたら、お気軽にお声がけください。

 

自己紹介の注意点

無理、無茶、無駄をなくす

いきなり笑いをとろうとしたり、感動させてやろうとするのはやめましょう。お互いのことをよく知らない状態では、スベる可能性が非常に高いです。無理なことや無茶なことをする必要はありません。無駄なことも言わない方が良いでしょう。例えば、「話すのが苦手で…」と言えば、もっと苦手になります。思考は現実化するからです。また、その話に付き合わされる相手の身にもなってください。自分のことしか考えていない人として見なされ、失礼になります。指名されたとき、「え?私ですか?」と言うのも控えましょう。人の話を聞いていないことをアピールするだけでなく、その場の空気を壊してしまいます。

運もチャンスもお金も幸せもすべて、人が運んできます。改めて、今までのご縁に感謝しましょう。そして、自己紹介をしっかりと準備して、これからのご縁を大切にしましょう。

 

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森田 翔

森田 翔

プレゼンテーション・プロデューサー

《略歴》
1984年石川県金沢市生まれ。2008年明治薬科大学を卒業後、エーザイ株式会社の営業職として12年勤務。2020年独立し、掴を創設。
国内最大級の研修サイト(ストリートアカデミー)において、主催セミナーの累計受講者数は1,000人を超え、24ヶ月連続で人気ランキング第1位/600講座(カテゴリー:プレゼン・資料作成)を獲得。受講者による総合評価は4.93(4.5以上は全体の1%未満)を維持し、 公式の企業研修講師として契約を締結。
花火大会で3万人の前でプロポーズを行う(フジテレビ、とちぎテレビ・ラジオ出演)など、公私共に様々なシーンのプレゼンを経験し、個人・法人を問わず研修・コンサルティング活動を行っている。

《主な企業研修実績》
エーザイ株式会社、EAファーマ株式会社、日本ロレアル株式会社、アラガン・ジャパン株式会社、株式会社大和書房、東京コミュ塾、株式会社秀光、株式会社オカムラ、株式会社バレン、ユニオン労働組合、他多数

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