だだいま泊まり込みで、神奈川県は逗子市へ来ております。富士山がとても綺麗です。
さて、何をしに来ているのかと言えば、もちろんバカンスではありません。某メーカーの2021年度新入社員に向けて、コミュニケーションの基礎について、研修を実施しました。夢と希望に溢れる新社会人たちの熱心に聴く姿勢、貪欲に学ぶ態度、必死にメモを取る姿には、改めてエネルギーを頂きました。「今年の新人は違う」と現場の先輩社員を唸らせられるよう、少しでも僕の持つスキルをシェアしたい一心です。
そして、今回も研修を行うにあたり、最も意識したことは「ストーリーを語る」こと。スキルを教える時に重要なのは、相手に「何を伝えるか」より「どのように伝えるか」です。ストーリーは、この何をどのようにを組み合わせて伝えるのに非常に適しています。
新人の営業マンに商品パンフレットのポイントを教えても、どうすれば一人前の営業マンになれるかを教えたことにはなりません。しかし、僕がこれまで出会った中で最高の営業マンについてのストーリーを語れば、結果はまるで変わってきます。新人たちが難しい局面に置かれた時に役立つ問いは、「このパンフレットのポイントは何だっけ?」ではなく、「こういう時、森田さんならどうするだろう?」のはずです。どうしてそのスキルを学ぶべきなのかを伝えずに、新しいスキルは教えられません。
無限大の可能性を持つ若き営業マンが、現場で新たなサクセスストーリーをつくり続けることを、心から期待しています。